25歳独身女性派遣社員のヤリマン武勇伝

あたしがヤリマンと陰で言われているのは知っている。
確かに、あたしはヤリマンだった。
長く付き合った男に捨てられて、その寂しさからついつい色んな男と体を重ねてしまっていた。
それで朝になるといつも「しまった、またやっちゃった」という自己嫌悪感と虚無感だけが残る。
それでも数日経つとまた寂しくなってどこかで男をみつけては寝るの繰り返し。
あたし自身ヤリマンになりたいわけじゃないし、ヤリマンて言われているのも嫌だし、でも事実だとは認めているし、とにかく自分のことは嫌いだった。
きっとあたしは前の彼氏に相当依存していたんだろう。
彼がいた頃はこんなヤリマンじゃなかったもの。
彼と別れて1年、やった人数はかなり多いけど、ちゃんと付き合った人は今までいなかった。
そんなあたしにアプローチしてくる男が一人いた。
同じ職場の社員。
彼はあたしが他の人にヤリマンだって噂されてても、「関係ない」って言ってアプローチしてくれていた。
実は正直全然タイプじゃない。
けれども、こうして言ってくれるのはありがたいし、彼を傷つけてはいけないと思って丁重にお断りしてたんだけど、それでも諦めてはくれなくて。
そんな彼に段々と心を動かされていく自分を感じていた。
彼の占める割合が大きくなっていくにつれて、他の男を求めなくなっていった。
このまま彼でいいんだろうか、また裏切られたりしないかな。
そんな不安を感じながら、それでもすこしずつ彼を頼りにしている自分がいる。
ヤリマン卒業も後少しかな。